聖書の分類 

神はこの世の人類に語られるとともに、同時に天界の天使たちにも語られています。
天使達に語られたみことばは、人類の成長に応じて、人類にも啓示されました。
神の啓示でなければ、聖書の各書が神のみことば(啓示)か、人間の言葉かという区別さえできません。
スウェーデンボリの著作は、神の啓示自体であるというのが私達の信条です。
スウェーデンボリ自身も、自分が書いたのではなく、主が啓示されたことを述べています。

聖書の内で、新教会で神の「みことば」と呼ばれ、神ご自身が啓示された真理とされているものを以下に分類します。
その根拠は、
1.ルカ24:44 で主ご自身が語られた言葉で、律法・預言者・詩編が神の啓示であるとされています。
「わたしがまだあなたがたといっしょにいたころ、あなたがたに話したことばはこうです。
わたしについてモーセの律法と預言者と詩篇とに書いてあることは、必ず全部成就するということでした。」、

2.マタイ24:15で主ご自身がダニエル書を引用されています。
 「それゆえ、預言者ダニエルによって語られたあの『荒らす憎むべき者』が、聖なる所に立つのを見たならば、(読者はよく読み取るように。)」

3.スウェーデンボリ著作の中でも内意の啓示が確認できるもの「哀歌」:同じエレミヤの書

なお、「神の啓示でなければ意味がない」ことは決してありません。
「真のキリスト教」も、パウロ書簡等は有用な言葉として多く引用しています。

分類 「神のみことば」 備考
旧約聖書 
律法 モーセ五書
創世記
出エジプト記
レビ記
民数記 失われたみことばAC2897
「主の戦いの書」民21:14
民21:27-30で引用の二書
申命記
預言者 ヨシュア記
士師記
諸書 五つの巻物 ルツ記
預言者 サムエル記第一
サムエル記第二
列王記第一
列王記第二
諸書 その他三巻 歴代誌第一
歴代誌第二
エズラ記
ネヘミヤ記
五つの巻物 エステル記
真理 ヨブ記 相応の言語
詩篇 ルカ24:44 律法と預言者と詩編
箴言
五つの巻物 伝道者の書
雅歌
預言者 イザヤ書
エレミヤ書
諸書 五つの巻物 哀歌 エレミヤ著書 内意あり
預言者 エゼキエル書
諸書 その他三巻 ダニエル書 マタイ24:15「ダニエル」
預言者 後:十二預言書 ホセア書
ヨエル書
アモス書
オバデヤ書
ヨナ書
ミカ書
ナホム書
ハバクク書
ゼパニヤ書
ハガイ書
ゼカリヤ書
マラキ書
新約聖書
四福音書 マタイの福音書
マルコの福音書
ルカの福音書
ヨハネの福音書
使徒行伝 使徒の働き
パウロ書簡 ローマ人への手紙
コリント人への手紙 第T
コリント人への手紙 第U
ガラテヤ人への手紙
エペソ人への手紙
ピリピ人への手紙
コロサイ人への手紙
テサロニケ人への手紙 第T
テサロニケ人への手紙 第U
テモテへの手紙 第T
テモテへの手紙 第U
テトスへの手紙
ピレモンへの手紙
ヘブル人への手紙
公同書簡 ヤコブの手紙 主の兄弟ヤコブ
ペテロの手紙 第T ペトロ
ペテロの手紙 第U
ヨハネの手紙 第T 使徒ヨハネ
ヨハネの手紙 第U
ヨハネの手紙 第V
ユダの手紙 使徒ユダ (タダイ)・主の兄弟ユダの二説
黙示文学 ヨハネの黙示録 使徒ヨハネ
外典